(6)私なんて…はNG

トモカのメル恋

次の日2回目の講座が送られてきた。

 

自分を愛してあげましょう。

私なんて…って

自分を否定していませんか?

 

あなたは素晴らしい。

あなたには無限の可能性が

あるのです。と書いてあった。

 

昨日の講座で

私は自分が恵まれているのに

感謝もせず不満ばっかり

言っていると気づいた。

 

ショーは私のために

何でもしてくれるし

私のことを一番に考えてくれる。

 

ただ、ちょっと重いけど…

 

その重いってところに

目を向けるから窒息してしまった。

 

当たり前だと思っていることに

感謝する。

とにかくありがとうを連発した。

 

すると心が軽くなった。

 

今日は私を褒めてあげよう。

 

つい、私なんて…って

思っていじけてしまうけど

私ってすごいんだ!って

思うことにする。

 

何か新しいことを始めてみましょう

って 書いてあった。

 

私にできること…

私の好きなこと…

私って取り柄ないし…

 

ダメ! またネガティブになる。

 

そうだ。料理!

私、お料理好きなんだ。

 

写真を撮って

SNSにアップしてみようか?

 

ハードル高そうだけど

頑張ってみよう。

 

こうして私はインスタを始めた。

 

ショーには内緒で…

いつも携帯の設定とか

メルアドの設定を

ショーに頼っていたけど…

 

今回は一生懸命ネットで検索して

インスタの始め方を一つ一つ

手順通りにやってみた。

 

私、今までグチグチしてたけど

結局ショーに何もかも

頼りきっていたんだ。

 

それが当たり前で、それを窮屈だと

思うなんて…

 

ショーは仕事も頑張って

私のことも気遣って…

きっと大変なのに

愚痴ってばかりだった。

 

一つ小さな秘密を持つだけで

なんだか自分の世界が

できたような気がして、ここでなら

私は違う私になれそうだ…

 

そんな気がしていた。

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